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FX 通貨ペアの損益計算方法


こんにちは、鈴木です。

 

 

前回は、基軸通貨と決済通貨の解説をしました。

 

 

今回は通貨ペアの損益計算方法について解説していきます。

 

 

「円」を含む通貨ペアであるドル/円やユーロ/円、ポンド/円などは円貨計算は必要ありません。

 

 

逆に「円」を含まない通貨ペアであるユーロ/ドルやポンド/オーストラリアドルなどは円貨計算が必要になります。

 

 

難しく考える必要はなく、この点だけ理解すれば簡単に計算できます。

 

 

 

①「円」を含む通貨ペアの場合

 

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計算式 : 損益 = 値幅 × ポジション量

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(例題①) 

ユーロ/円 ロングポジション

買い価格:130.130 円

売り価格:130.830 円

ポジション量:50,000 通貨

 

 

(解答)

決済通貨は「円」なので円貨計算はする必要なし。

 

値幅 = 130.830 - 130.130 = 0.70 円  (70pips)

 

損益 = 0.70 円 × 50,000 通貨 = 35,000 円

 

 

(例題②) 

カナダ/円 ショートポジション

売り価格:95.180 円

買い価格:95.780 円

ポジション量:30,000 通貨

 

 

(解答)

決済通貨は「円」なので円貨計算はする必要なし。

 

値幅 = 95.180 - 95.780 = -0.60 円  (-60pips)

 

 

損益 = - 0.60 円 × 30,000 通貨 = -18,000 円

 

 

 

②「円」を含まない通貨ペアの場合

 

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計算式 : 損益 = 値幅 × ポジション量 × 決済通貨の対円レート

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(例題③) 

ユーロ/ドル ロングポジション

買い価格:1.1054 ドル

売り価格:1.1124 ドル

ポジション量:50,000 通貨

ドル/円:108.00 円

 

 

(解答)

決済通貨は「ドル」なので円貨計算する必要あり。

ドル/円のレートは108.00 円。

 

値幅 = 1.1124 - 1.1054 = 0.0070 ドル  (70pips)

 

損益 = 0.0070 ドル × 50,000 通貨 × 108.00 円 = 37,800 円

 

 

(例題④) 

ポンド/ニュージーランドドル ショートポジション

売り価格:2.0140 ニュージーランドドル

買い価格:2.0200 ニュージーランドドル

ポジション量:30,000通貨

ニュージーランドドル/円:69.00 円

 

 

(解答)

決済通貨は「ニュージーランドドル」なので円貨計算する必要あり。

 

値幅 = 2.0140 - 2.0200 = -0.0060 ニュージーランドドル (-60pips)

 

 

 

損益 = - 0.0060 ニュージーランドドル × 30,000 通貨 × 69.00 円

= -12,420 円

 

 

 

 

いかがでしょうか?

 

 

そんなに計算は難しくありませんよね。

 

 

注目してほしいのが例題①と例題③で同じ50,000 通貨で70pips獲得しているにもかかわらず、決済通貨が違うために収益が異なっています。

 

 

また、例題②と例題④も同じ30,000 通貨で60pipsマイナスになっているにもかかわらず、決済通貨が違うために損失が異なっています。

 

 

初めて決済通貨が「円」ではない通貨ペアで取引した時はこれを知らなかったので、利益額がおかしいと思ってFX会社に「おかしくないですか?」と問い合わせをしたものですが、今となっては恥ずかしい話です。

 

 

決済通貨が「円」ではない通貨ペアで取引する場合は資金管理を重視している人や1回のトレードで最大損失額を決めてしまっている人にとっては事前にいちいち計算するのがメンドクサイはずです。

 

 

ですが、MT4ならば便利なツールがあります。

 

 

それはこちらで紹介していますので良かったら活用してみてください。

 

 

参考になれば幸いです。