
こんにちは、鈴木です。
今回は私がFXでスキャルピングに挑戦しない理由を書いていきたいと思います。
FXを始めた最初のころにスキャルピングトレードはやっていましたが、精神的につらくてしかたありませんでした・・・
そもそもスキャルピングトレードとは数pips~10数pipsを狙う超短期手法です。
1日に何十回、何百回もするようなトレードです。
1日のトレード回数が多すぎて単純にすごいなーと思うスキャルピングトレードですが、私には挑戦しない理由があります。
次の4点が主な理由です。
①損大利小になりやすい
②精神的に耐えられない
③長く続けられない
④スキャルピングで継続的に勝てるのは天才トレーダー
①の「損大利小になりやすい」というのは、スキャルピングは数pips~10数pipsを取りにいくスタイルです。
つまり、ちょっと含み益が出たらすぐに利確をするスタイルということです。
薄い利益をとったらおしまいのスタイルで利益を伸ばしていかないのが特徴ですね。
利益率が低いトレードスタイルなので、勝率を高くしていかないと続かないスタイルです。
たった1回の負けでそれまでの利益をすべて吹っ飛ばすリスクがありますからね。
これがスキャルピングが「損大利小になりやすい」と言われるゆえんです。
勝率を高くしていかないといけないということは無意識にプレッシャーが自分にのしかかってきます。
これが②の「精神的に耐えられない」につながってきます。
スキャルピングは1日のトレード回数が多すぎて、その時のトレードが良かったのか悪かったのか振り返る時間がありません。
良い結果が続いている時はそこは気になりませんが、悪い結果が続いてしまうと不安が増大して精神がやられていきます。
一回負けだすと負の連鎖が発動してしまいやすいのもスキャルピングの特徴ですね。
負の連鎖が発動するとスキャルピングの場合は立て直す時間がありません。
その場合は一旦トレードをやめてしまうしか手立てがないです。
③の「長く続けられない」というのは、スキャルピングって疲労が凄いので長くは続けられないってことです。
集中力を高めて相場にはりつかないといけない、相場に縛られることは相当の苦痛です。
私自身が一番思ったのは、スキャルピングを長くやり続けるには「体力があること」と「反射神経が必要」だということです。
ということは、そうです。
年齢的に若くないとスキャルピングは無理だということです。
20代後半までなら体力は余裕でありますし、反射神経もそんなに衰えないので大丈夫です。
しかし、30歳を超えてくるとさすがに両方とも衰えてきます。
特に反射神経の衰えは顕著に感じてくるはずです。
プロゲーマーという職業がありますが、あの人達はだいたい20代のうちで引退する人が多いです。
引退の理由は「反射神経の衰え」だそうです。
ゲームでは反射神経が大事ですからね。
これと同じようにスキャルピングでも反射神経は重要ですからそれが衰えるということは負けにつながるリスクが高くなります。
勝率重視のスキャルピングでは命とりになりかねません。
昔にスキャルピングの商材が流行ったのですが、ターゲットを会社員にしていました。
スキャルピングなら会社勤めの人でも帰宅後にトレードできるからスキャルピングをしましょう!!
というようなフレーズで販売されてました。
商材販売のマーケティングとしては「上手い!」ですが、顧客の立場で考えると仕事で疲れ果てている会社員に体力と反射神経が必要なスキャルピングをすすめるのはどうかと今にして思います。
まあ、FX初心者の私はそのころ会社員でしたので、この手の商材はもちろん買いました(笑)
話がそれてしまいましたが、要するに年齢を重ねていくといろんなところが衰えていくのでスキャルピングを続けていくのは難しいのです。
最後の④の「スキャルピングで継続的に勝てるのは天才トレーダー」というのはその言葉通りです。
10年、20年とずっとスキャルピングで継続して勝てるのは天才以外いないでしょう。
今までさんざん述べてきましたが、いろいろな意味でこれだけ難易度の高いトレードスタイルで継続して勝てるのは天才だけです。
「私、普通にスキャルピングで勝ってますけど・・・」
「誰でもスキャルピングで勝てますよ、何言ってるんですか?」
「ただ努力が足りないだけですよ」
とつっこまれるそこのあなたは「天才」なのです。
努力しても凡人以下の人には無理なんです。
凡人以下のトレーダーの私がそうです。
無理してスキャルピングに挑戦せずにゆったりスイングトレードからやっていきましょう!