
こんにちは、鈴木です。
先週10月10日~11日のポンドの急騰はすごかったですね!
SNSやユーチューブを見ているとけっこうやられた人が多かったようです。
私は運よく難を逃れることができました。
もちろん運だけではなく、難を逃れる根拠はありました。
今回はそれについて書いていきます。
まずはGBPJPYとGBPUSDのチャートをご覧ください。
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GBPJPYとGBPUSDの4時間足です。
急騰前のGBPJPYはゆるやかな上昇、GBPUSDはレンジ気味の形をつくっています。
この2つだけの通貨ペアを見てますと急騰がくるという予感など全くしません。
では、その他のGBPシリーズのGBPAUD、GBPNZD、GBPCAD、GBPCHFのチャートをご覧ください。
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GBPAUDとGBPNZD、GBPCAD、GBPCHFの4時間足です。
急騰前の動きは4つともレンジ気味の形をつくっています。
それに加えてGBPUSDの4時間足もよくみるとレンジ気味の形をつくっています。
もう嫌な予感しかしません・・・
レンジを作ってパワーをためてからの上昇や下落はけっこう大きいものです。
しかもGBP系での4時間足レベルでのレンジですから、ここからの上昇や下落は100pips以上はほぼ確実です。
ここで私はポンドは様子見しようと思いました。
レンジ上限、下限での売り買いトレードを狙ってたのですが、怖かったので。
このレンジを作ってから上昇するのか?下降するのか?は正直判断できませんでした。
私の中でこの時は4時間足は売り目線でしたが、日足は買い目線だったんですよね。
仕方ないので、EURGBPのチャートをみてGBPが買われそうなのか売られそうなのかを大まかに判断しようと思いました。
こちらがその時のEURGBPの4時間足チャートです。
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GBPJPY以外のGBP系の通貨ペアが4時間足でレンジを作っていた時のEURGBPの4時間足はオレンジ色の楕円で囲っていた位置でした。
この位置というのはEURGBPのレンジの下限付近になります。
ここは一旦戻り売りされる可能性が高い位置です。
4時間足ではわかりづらいかもしれないので、EURGBPの日足をみてみます。
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直近の押し安値(黄緑色の楕円で囲った位置)を一度割ってから、レンジの下限まで上昇してきています。
EURGBPは日足レベルでみるとある意味絶好の戻り売りのポイントなわけです。
ということはここから一旦はGBPが買われそうだと予測できます。
また、EURGBPとそれ以外のGBP系の通貨ペアは逆相関になるケースが多いです。
このことから私はポンド系の様子見はやめて、トレードをすることに決めました。
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・EURGBPの考察結果からポンドは買い目線
・比較的レンジがきれいなのはGBPAUDとGBPNZD
・レンジの下限からの買いなら損切り幅も狭い
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以上の点からGBPAUDとGBPNZDの4時間足のレンジ下限から買いを狙うことにしました。
結果はGBPAUDは損切りにひっかかってしまいましたが、GBPNZDは大きくpipsを獲ることができました。
まとめ
今回私が言いたかったのは記事の題名のとおりです。
①FXの相場の急騰、急落の前にはレンジが発生することが多い
②レンジ発生を察知するには複数の通貨ペアを監視することが必要
今回のケースですとGBPJPYとGBPUSDを監視してても気づけなかったと思います。
この2つ以外のGBP系の通貨ペアを監視していれば、それまでにポンド系の通貨ペアのポジションをもっていれば決済して様子見ができたはずです。
複数の通貨ペアを監視するのは無駄だし、メンドクサイと思われる人もいるかと思います。
でも、このような難を逃れる可能性を高めることができるのは確かです。
ですから私は複数通貨ペアを監視することは必要だと考えます。