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銀行でNISA口座開設ってどうなの?


近年、日本政府が推進しているせいかNISA口座の開設がかなり増えたようです。

 

NISAとは少額投資非課税制度のことです。

 

国民の銀行預金や貯金を投資に使ってもらうことを目的に、年間120万円以下の投資で得た利益が非課税として優遇される制度です。

 

ここでいう投資とは株や投資信託のことです。

 

NISA口座のメリットは資金120万円までの元手の投資なら株や投資信託などで得た利益(配当金、売却益など)の税金が一切かからないことです。

 

例えば、資金120万円で120万円分のJリート(投資信託)を購入して、それが150万円まで値上がりした時に売却したら30万円の利益となります。

 

本来ならこの30万円の利益に対して20.315%の税金がかかってくるのですが、NISA口座ですとそれが非課税となります。

 

非課税ということは確定申告しなくて良いので、株や投資信託しかしていない人にとっては非常に良いと感じていると思います。

 

ただし、NISAにはいろんな制限があり、

 

①NISA口座は原則1人1口座しか開設できない

 

②NISA口座では年間120万円までしか株などの金融商品を購入できない

 

③120万円の非課税枠はその年限りしか使えず、上限に達していない分は次の年に繰り越すことはできない

 

④非課税期間は購入した年を含めて5年間である

 

などです。

 

④の非課税期間は購入した年を含めて5年間であることに対して、「非課税期間を過ぎた場合、株を保有していた場合どうなるのか?」という疑問がわいてくるでしょう。

 

その時は以下の3つの内の1つを選択します。

 

○株を売却する

 

○非課税ではない特定口座(一般口座)に移す

 

○新たにNISA口座に入れ直して非課税のまま株を保有する

 

新たにNISA口座に入れ直す場合に注意点があります。

 

例えば、90万円分で購入した株が値上がりして130万円になってしまっていた場合、10万円だけですが、上限額の120万円を超えてしまっています。

 

この場合は10万円分の株を売ってしまうか、NISA口座ではない特定口座(一般口座)に移さなければならないのです。

 

また、新たにNISA口座に入れ直した額が120万円であった場合、もう非課税枠を使い切っているので、非課税枠で株や投資信託を新たに追加で購入することはできません。

 

あと、非課税期間が過ぎた後に何も手続きしなければ、問答無用で特定口座へ移され(移管され)ますので注意が必要です。

 

ここまで制限はあるけど、非課税になるならまあいいか、と思う人がいると思います。

 

ですから、デメリットを少しだけ書いておきます。

 

NISAのデメリットは以下の2つです。

 

○利益と損を相殺する損益通算ができない

 

○損失を3年間繰り越す「損失繰越」ができない

 

株やFXをやっている人ならこの時点でNISAをわざわざやる必要はない、と思われるはずです。

 

非課税のメリットよりも「損益通算」や「損失繰越」ができないデメリットのほうが大きいですからね。

 

悪くはない制度だとは思いますが、120万円の非課税限度枠をせめて500万円にするとか、非課税期間を5年ではなく10年にするとか、でないと個人的にはやるメリットはないと感じています。

 

でも、NISA口座開設者は増えているんですよね。。。

 

私も2014年に試しに某都市銀行でNISA口座開設しまして、Jリートを60万円分購入しました。

 

でも、実際は56万円分しか購入できてませんでした。

 

なぜだと思いますか?

 

そう、販売手数料ですよ!

 

今は多少安くなっていると思いますが、この時の販売手数料は4万円でした。

 

当時はチャートを見る限り、価格はあがると自信をもっていたので、購入当時は手数料のことは気にしませんでしたが、やっぱりボッタくりです。

 

マイナス4万スタートですからね。

 

スタート地点にも立っていない。。。

 

その時に勤めていた会社の昼休みにしつこく売り込んできて、ノルマがあって大変なのかな、と思ってNISA口座を開設してJリートを購入してあげましたが、今ならもう絶対に購入しないですね。

 

結局、非課税だろうが、販売手数料はとられるのは変わりません。

 

NISA枠で購入しようが、販売手数料を安くするという頭は銀行には全くないようです。

 

NISAを検討している人は、銀行だけは絶対にやめたほうがいいですよ。

 

手数料の安い「SBI証券」や「楽天証券」などのネット証券にしましょう。