
自分のトレードスタイルが確立されてなくて、日々手法を変えたり、手法を探している人に向けて悩んでいる人のヒントになれば・・・と思い、今回は自分の経験などを踏まえて書いていこうと思います。
トレードスタイルを確立しよう
トレード手法を探す前に、まずはトレードスタイルの確立が必要です。
トレードスタイルが確立できれば、年利50%程度の利回りを出し続けることは可能ですので、是非自分自身にあったトレードスタイルを見つけていきましょう。
さて、トレードスタイルを選ぶ際に重要なポイントは二つあります。
①自分の性格(せっかちなのか? おおらかなのか?)
②使える時間(1日の中でトレードに向き合える時間)
この二つのポイントをふまえてトレードスタイルを選ぶ必要があります。
4つのトレードスタイル
トレードスタイルには以下の4つがあります。
①スキャルピング
1時間以内のトレード、1日3時間程度パソコンに張り付ける
②デイトレード
1日以内のトレード、1日8時間程度パソコンに張り付ける
③スイングトレード
2日から数週間のトレード、1日1~5回程度ニュースやチャートを確認
④ポジショントレード
数か月から数年のトレード、月に1回程度ニュースやチャートを確認
このようにポジションを保有する時間によってトレードスタイルが異なります。
それぞれエントリーから決済までのおおよその時間と労力を書いてますので、自分が使える時間と実行可能な労力をふまえてどのトレードスタイルにするかを決めてください。
そして、もう一つ決めなければならないことがあります。
それは自動売買を使うかどうかです。
自動売買を採用するか裁量トレードでいくのか?
裁量トレードはチャートやニュースから自分で判断してエントリー、決済をするというものです。
それに対して自動売買はロジックが決まっていて自動でトレードしてくれますが、稼働させるかどうかの判断を自分自身で下す必要があります。
自動売買を使ったトレードは一見すると楽で良さそうにみえますが、簡単には勝てません。
自分で作ったものでも販売されているものでも、一つの自動売買に任せっきりでは勝てないことがほとんどです。
その自動売買が、どのタイミングでエントリーしてどのタイミングで決済するのか?どんなリスクがあるのか?どんな相場に強いのか?などをしっかり熟知して使わなければなりません。
でないと死にます・・・
FX相場に向きあう手段として

このような選択肢がありますが、あなたはどの道に進みますか?
結論からいうと、自分の型を見つけるためには、全てのことを試してみるしかありません。
やっていくうちに自分にとって最も心地よく継続できたやり方が、あなたにとって最もふさわしいトレードスタイルなのです。
自分のできることからトレードスタイルを見つける
私が今のトレードスタイルに行き着いた経緯をお話します。
FXを始めたころの私はどのスタイルでもいけました。
なぜなら会社の近くに住んでいたので、夜の9時以降からパソコンに張り付ける環境だったからです。
ですから、最初はドル円のスキャルピングからやっていきました。
その後、商材をいくつか買ったので、デイトレードもやっていきました。
何度やってもうまくいきませんでした。
原因は私の集中力のなさと判断能力の遅さにありました。
ずっとパソコンに張り付いているとすぐに疲れてしまい、集中力がすぐにきれるし、エントリーの判断や決済の判断がどうしても遅くなってしまうのです。
性格がせっかちということもあって早く結果が欲しくて利食いが早く、損切りが遅いという癖も直りませんでした。
そのうち疲れてしまい、チャートをみることが苦痛になり、しばらくFXからは離れてしまいました。
一度離れたあとに自分にはスイングトレードがあっているのかもしれないと思い、スイングトレードに切り替えました。
ただ、スイングだとチャンスがほとんどないので、トレードする通貨ペアを大きく増やすことにしました。
それまではドル円の一択だったのを米ドル、ユーロ、ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、カナダドル、スイスフランのメジャー通貨の組み合わせの28通貨ペアに広げました。
最初は1つだけ監視していた通貨ペアがいきなり28に増やしたので、つまづきましたが、スイングトレードだとじっくり考える時間があります。
スイングに切り替えたことで、スキャルピングやデイトレードでけっこうやってしまっていた衝動的なエントリーや決済をすることがほとんどなくなりました。
また、50~100pips程度を狙ったトレードにも変わりましたので、結果として損切り分を差し引いた獲得pips数がスキャルピングやデイトレードよりも格段に増えました。
人間失敗をすると改善しようとしますが、なかなか変われない部分もあります。
できないことを改善するよりもできることを私のように見つけたほうが良いと思います。
メンドクサイとは思いますが、自分の型をみつけるためにいろいろ試してみてはいかがでしょうか?