
皆さんはトレードする時間足は何にしていますか?
1分足、5分足、15分足、1時間足・・・など様々だと思います。
MT4などのチャートソフトは、1分足から月足までいろいろな期間のチャートを表示できますが、現在FXで勝ててない人はどの時間足でトレードするのかを今一度見直すべきです。
例えば、会社勤めをしていて、日中はトレードやチャート分析ができないなら、その時間帯で5分足を用いたトレード手法は使えません。
逆に会社勤めしている人でも、時々チャートを見られる人なら1時間足や4時間足を用いたトレード手法なら使えます。
また、4時間足でもチャートを見る時間がない人なら日足を用いたトレード手法なら使えます。
メインでトレードする時間足が決まることでその時間足ならではの特徴や癖などもわかってきます。
こういったトレードする時間に応じたスタイルの分類が、よく聞くスキャルピング、デイトレード、スイングトレード、ポジショントレードとなります。
どの時間足でも勝つ人は勝つ、負ける人は負ける
私は、時間足には本質的に有利なもの、不利なものはないと思っています。
そして、スキャルピングよりスイングトレードの方が勝てるとか、そういったスタイルごとの優劣もありません。
1分足でも4時間足でも月足でも勝つ人は勝ちますし、負ける人は負けるのです。
こういった時間足やトレードスタイルの優劣を決めるのは、皆好きですが、そんなことよりも「どれが使う人の仕事・生活スタイルにマッチしているか」が大切です。
また、トレーダー本人のメンタルや性格とも関係してくる部分です。
せっかちで、どんどんトレードをしたい人は1分足のスキャルピングが向いてますし、じっくり増やしたい人は日足のスイングトレードが良いと思います。
ただ、短期トレードのほうがトレード回数が多くなるため、資金効率が良いのは事実です。
トレード技術がある人がスキャルピングをすれば、あっという間に資金を増やします。
ただ、トレード技術がない人がスキャルピングをすると、あっという間に資金を溶かします。
また、短期トレードの方が利益に対するスプレッドの割合が多く、トレードの回数も多いため、コストの影響を強く受けます。
FX会社がスプレッドを狭くして、スキャルピングを推奨するのはそれが理由です。
私は現在は上位足が4時間足がメインで、下位足(エントリー足)が15分足でのトレードをしていますが、これはこのスタイルが自分の生活や性格にあっているからです。
ですから、私と同じスタイルにするより、自分にマッチした時間足を選んだほうが良いでしょう。
最後に、エントリーから決済まで、メインとなる時間足は変更しないでください。
こちらの記事でも書いていますが、例えば、
「1時間足でチャート分析してロングエントリーしたものの、下がってしまった。でも、まだ日足は上昇トレンドだから、損切りせずに買いポジションをホールドしよう。」
というパターンです。
損切りをしたくないという欲望に負けて、トレードの途中で判断基準になる時間足を変更してしまっている
典型的は負ける行動ですね・・・
時間足が多すぎても混乱しますし、メインの時間足を絞り込んで分析やトレードをしてみてはいかがでしょうか?