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銀行で外貨預金はお得?損しないの?


銀行にいけば一番に勧められるのは投資信託ですが、その次に勧められる「外貨預金」について今日はモノ申したいと思います。

 

外貨預金とは、その字の通り「外貨での預金」のことです。

 

自分が持っている日本円を、一度「ドル」や「ユーロ」、「ポンド」などの外国の通貨に替えて外国の通貨として預金することをいいます。

 

日本は超低金利なので銀行に預けていてもほとんど利息は貰えませんが、海外は日本より金利の高い国がたくさんあります。

 

年率2~3%ぐらいは普通で、10%を超える金利の国があることも珍しくありません。

 

それなら断然外貨預金のほうが得なので、銀行で勧められたら始める人も多いかと思います。

 

タダで外貨預金できるわけではないので、銀行には当然手数料を支払わなければなりません。

 

この手数料が投資信託と同様すごく高いのです。

 

 

例えば、手元資金80万円を用いて、豪ドル(オーストラリアドル)で外貨預金したとしましょう。

1年後に日本円に戻すとします。

 

①1豪ドル=80円の時に外貨預金したとします。

 

②金利は2%です

 

③為替手数料は1豪ドルにつき2円50銭とします。

(2018年3月時点でのある都市銀行の手数料です)

 

④為替レートは変動しないと仮定します。

 

 

①~④を踏まえて計算していきます。

 

まず1年後の利息は

 

利息:80万円×2%=1万6千円

 

となります。

 

1年後の受け取り額は

 

利息+元本=1万6千円+80万円=81万6千円

 

となります。

 

やったー!

 

1万6千円儲けた!

 

ちょっと待ってください。

 

銀行に支払う為替手数料の存在を忘れていますよ。

 

為替手数料は日本円から豪ドルに替える時に1回と豪ドルから日本円に替える時に1回発生しますから合計2回手数料を銀行に支払うことになります。

 

80万円を1豪ドル=80円で豪ドルに替えた時は1万豪ドルになります。

 

為替手数料は1豪ドルにつき2円50銭(2.5円)です。

 

○日本円から豪ドルに替える時の手数料

 

1万豪ドル×2.5円=2万5千円

 

○豪ドルから日本円に替える時の手数料

 

1万豪ドル×2.5円=2万5千円

 

合計の為替手数料:2万5千円×2=5万円

 

本当の1年後の受け取り額は

 

利息+元本-為替手数料=

1万6千円+80万円-5万円=76万6千円

 

えっ?

 

80万円が76万6千円?

 

3万4千円も減っているじゃないか!

 

為替手数料が5万円もするの!

 

ボッタくりじゃないか!

 

あなたはきっとこのように思われるはずです。

 

ですが、これが現実なのです。

 

店舗を持つ銀行はどうしても多大な人件費がかかり、それを補うために外貨預金で高い手数料を取るのです。

 

店舗を持つ銀行の投資信託の手数料が高すぎるのも人件費がかかりすぎているからです。

 

話を元に戻しますが、この計算結果は「為替レートは変動しないもの」としての結果です。

 

為替レートは常に変動することはご存知かと思います。

 

外貨預金した時点では「1豪ドル=80円」でも1年後に日本円に戻す時には「1豪ドル=76円」になっている可能性もあります。

 

80万円を「1豪ドル=80円」の時に豪ドルに替えると1万豪ドルです。

 

この1万豪ドルを「1豪ドル=76円」の時に日本円に替えるとどうなるでしょう。

 

1万豪ドル×76円=76万円となります。

 

もう、おわかりでしょう。

 

4万円損をするのです!!

 

これは俗に言う「為替差損」というのですが、こういった為替変動リスクも十分にあり得るわけです。

 

これに為替手数料もかかってくるわけですから、ダブルパンチなわけですよ。

 

もちろん逆に「1豪ドル=84円」であれば、「為替差益」で4万円儲けているわけですが、いずれにしても為替変動リスクは避けて通れないのです。

 

外貨預金は頻繁に海外に仕事やら旅行で渡航している人には必要ですが、外貨預金でただ日本円を増やしていきたい、儲けたいと考える人は絶対にやめた方が良いです。

 

銀行に搾取されるだけですよ。

 

FXならリスクも自分でコントロールすることは可能ですし、手数料も銀行の100分の1以下ですから断然お得です。

 

ただし、レバレッジをきかせられるので、自制心の無い人はあっというまに資金を溶かしてしまう可能性も高いです。

 

ですが、ちゃんと勉強すればコツコツですが、資金は長期的に増やせますし、複利効果も見込めます。

 

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