
こんにちは、鈴木です。
今回はFX依存症とその治し方について書いていこうと思います。
FX依存症とはズバリ「常にチャートを見ていないと気になってしょうがない病気」のことです。
また、「常にポジションを持っていないと気が済まない病気」でもあります。
アルコール依存症、ギャンブル依存症と同じようにFX依存症も刺激を求めたいという欲求からきています。
もっと深くつきつめていくと「何もしないことに対してものすごく不安を感じてしまう」からこそ何かに熱中する刺激を得ることによって一時的に満足感を得られる、気分がハイになることによって、その不安やモヤモヤをごまかすことができるわけです。
一時的に現実逃避することができるというわけですね。
FX依存症は先ほども言いました通り、「常にチャートを見ていないと落ちつかない病気」ですので、仕事中もずっとチャートを見てしまうほどの依存症です。
これも仕事という嫌なものからFXのチャートを見ることによって一時的に現実逃避ができるからやってしまうのです。
仕事中にやたらとタバコを吸いに職場の喫煙所や外にタバコを吸いに行く人も同じで現実逃避しているわけなんです。
では、このような依存症を治すにはどうしたら良いのでしょうか?
タバコを例にあげてみます。
いきなりタバコを吸うのをやめることはできないので、まずは「タバコを吸う本数を減らす」ことから始めようと考えます。
1日10本吸っていたなら、それを1日3本ぐらいに減らしてみることから始めてみようと思います。
それから取り組んでもおそらく長続きはしません。
なぜなら、「タバコを吸いたくて我慢している」気持ちを持ち続けているからです。
「タバコを吸いたい」「タバコが好きでしょうがない」この気持ちが無くならない限り、ほとんどの人はタバコをやめる取り組みをしても結局はタバコをやめることはできません。
では、どうしたら良いのでしょうか?
「タバコを吸っている自分の姿はカッコ悪い」
「タバコを吸っている自分は人から白い目で見られている」
「タバコの匂いは女性に嫌われる。女性に嫌われるタバコの匂いが染みついた自分は嫌だ」
「タバコをポイ捨てしている人はゴミクズだ」
このように「タバコが吸いたい衝動」が出てきたら客観的にイメージして念じてください。
これを繰り返すのです。
ちょっとした訓練にはなりますが、続けていくと衝動が薄らいでいきます。
何をバカなことを!
と思われるかもしれませんが、行動心理学では有効とされている行動です。
いきなり変わるわけではありませんが、徐々に潜在意識のほうから変わっていくので、最終的に禁煙に成功できる可能性が高いのです。
人間というのは「~をしてはいけない」「~を見てはいけない」と言われれば言われるほど、「~をしたくなる」「~を見たくなる」という気持ちが芽生える生き物です。
逆もそうです。
「勉強をしなさい」と言われれば言われるほど、「勉強をしたくない」という気持ちが強くなり、勉強をしません。
だから、「タバコを我慢しなければならない」という気持ちが強いほど、「タバコが吸いたくてたまらない」気持ちが強くなり、結局はタバコを吸ってしまうのです。
では、FX依存症を治すにはどうしたら良いでしょうか?
仕事中に「チャートが見たくてしょうがない」「ポジションを持ちたくてしょうがない」「エントリーしたい」という衝動が出てきたとします。
まずは、その衝動、感情に対して斜め上から見つめます。
その後で
「スマホではしっかりとしたチャート分析ができない」
「集中できる環境にないので、エントリーしても損切りになる」
「今、冷静ではないので、適当なエントリーになる」
という風にイメージして念じてください。
衝動が出るたびにこれを繰り返してください。
念じた後は冷静になれるので、そこで仕事に集中してください。
仕事の集中力が切れたら、衝動が出てくると思うので、その時にまた念じてください。
これを繰り返していけば、徐々に「衝動」が弱まっていきます。
そうすると「今はトレードしなくても別にいいかな?」「家に帰ってチャートをみてチャンスがあればエントリーしよう」というように変化していきます。
無駄なエネルギーを注ぐことが少なくなってくるので、FXのトレードもいい方向に向かうはずです。
FX依存症の人の参考になれば幸いです。
何かお悩みがありましたら、こちらまでお問合わせください。