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人間が損失を拡大させてしまう理由がわかるゲーム


多くの人がなぜ損失を拡大させてしまうのか?

 

 

今回はその理由について書いていきます。

 

 

これからお金を賭けた二つのゲームをするとします。

 

 

一つ目のゲームは、コインを投げて表が出ればあなたの勝ち、裏なら私が勝ちというゲームです。

 

 

前提として、コインにイカサマはなく、表が出る確率は50%、裏が出る確率も50%です。

 

 

コインは一回だけ投げます。

 

 

表が出たら100万円が手に入り、裏が出たら50万円を支払うとします。

 

 

ゲームに参加しないという選択肢もあり、参加しなければ確実に20万円が得られるとしたら、あなたはこのゲームに参加しますか?

 

 

このゲームは参加したほうが期待値的には特になります。

 

 

しかし、ほとんどの人は確実に得られる20万円を選びます。

 

 

合理的に考えると参加したほうが良くても、人はリスクを冒したくない性質がある生き物なので、確実に得られる20万円を選んでしまうのです。

 

 

では、第二のゲームです。

 

 

「あなたは第一のゲームで50万円の損をした」という前提条件があるとします。

 

 

その上で、今度は一度だけルーレットを回します。

 

 

3割の確率で出てくる赤が出れば100万円が手に入り、7割の確率で出てくる黒が出れば30万円を失います。

 

 

もし、ゲームに参加しなければ、10万円が手に入るというルールです。

 

 

このゲームでは、今が50万円マイナスだとして、3割の確率で100万円が手に入り、50万円のプラスとなります。

 

 

または7割の確率で30万円をさらに失って、80万円のマイナスとなる、あるいは参加せずに10万円を手に入れて40万円のマイナスとするか、の選択になります。

 

 

あなたは第二のゲームに参加しますか?

 

 

この第二のゲーム自体は「参加しない」の期待値が高いです。

 

 

第一のゲームでは確実に得られる20万円を選んだという人も、50万円のマイナスを抱えている状態では、第二のゲームでたとえ確実に10万円が得られるとしても、「損を取り返すためにゲームに参加したい」という気持ちになる人がほとんどなのです。

 

 

人は「確実な儲け」や「含み損を抱えている状態」を前にすると合理的な判断ができにくくなります。

 

 

FXをしていれば短期的に含み損を抱えてしまうことがあります。

 

 

その時に頭ではわかっていても非合理的な判断をすることもある、という特性を覚えておいてください。

 

 

FXでいえば、含み損を抱えたときに本来ターゲットにしていた利確目標までポジションを保有することなく、少し含み益が出ただけでチキン利確をしてしまうということです。

 

 

これはもう人間の特性なので、それは直すことができないと認識したうえでトレードをしてください。

 

 

それを意識してやるだけでも「利益を伸ばす」ことにつながったり、「損切りをきっちり行う」ことにつながったりしますから。