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トレードにおける資金管理の根拠


これまで何回もFXで一番大事なのは資金管理だということを書いてきました。

 

 

今回は、計算式や数字を用いて具体的に説明していきたいと思います。

 

 

1回のトレードにおける許容できる損失(リスク)は証拠金に対する損失比率により決定し、必ず決定した許容損失以内としなければなりません。

 

 

トレードに使う証拠金を100万円としましょう。

 

 

一回のトレードで許容できる損失をまずは決めます。

 

 

証拠金全体に対する損失比率は1%以内が望ましいですが、最大でも2%以内に抑えるのが良いです。

 

 

なぜ、1%以内にするのが望ましいかといいますとそれは「バルサラの破産確率」を根拠にしているからです。

 

 

バルサラの破産確率はナウザー・バルサラという数学者が確率により破産確率を考えた理論です。

 

 

下の表は「100万を証拠金としてトレードで負けた時の金額を10万円とした場合」のケースと考えてください。

 

上の表の損益率というのは「リターン倍率」のことです。

 

 

例えば

 

「損益率0.6」というのは、損失額が1万円にたいして利益額が6千円(損大利小)

 

「損益率1.0」というのは、損失額が1万円にたいして利益額が1万円

 

「損益率2.0」というのは、損失額が1万円にたいして利益額が2万円(損小利大)

 

という意味です。

 

 

勝率というのはトレード回数に対しての勝ち数の割合のことです。

 

 

10回トレードやって5勝5敗なら勝率50%というイメージです。

 

 

勝率に関してはトレード回数が増えていくほど勝率は50%に収束していきます。

 

 

これはどんな手法でもです。

 

 

これは、数学の確立の授業で習ったと思いますが、「大数の法則」です。

 

 

大数の法則についてはこちら

 

 

回数をこなしていかないと50%に収束していきませんから、それまでに資金がなくなってトレードができなくなったらおしまいです。

 

 

ですから、資金をまずは減らさないようにリスクを軽減させることを第一に考えなければなりません。

 

 

話がそれましたが、上の表の中にある数字「100」とか「99.9」とか「78.4」とかありますが、これは破産する確率を表しています。

 

 

恐ろしいことに勝率50%でも損益率が2.8ぐらいないと破産する確率があるということです。

 

 

じゃあ、損益率を2.8に設定してトレードをやっていこうとして実際やってみてもおそらくうまくいかないでしょう。

 

 

なぜならトレード回数を何百何千と積み重ねないと勝率が50%に収束していかないからです。

 

 

勝率50%でもその過程で5連敗や10連敗があるからです。

 

 

トレード回数20回で勝率50%だとしても1回目から10回目まではすべて負けで、その後の11回目から20回目はすべて勝ちという場合もあるのです。

 

 

これだと損失比率10%の損失額の設定では、11回目に突入する前に資金がなくなる場合もあります。

 

 

ですから、証拠金100万円の場合1回のトレードで10万円の損失額(損失比率10%)を設定するのはリスクが高いのです。

 

 

リスクをさらに低くするためにさらにそれの10%(損失比率1%)に損失額を設定すれば、破産確率はぐーんと下がります。

 

 

証拠金100万円の場合なら1回のトレードで1万円の損失額に設定するのが良いのです。

 

 

資金管理ができてない人は一度見直してはいかがでしょうか?