
前回の「売りからでも売買ができる」という話の中でスワップポイントについて少し触れました。
その時に取り上げた通貨ペアがUSD/JPY(ドル円)でしたが、「売りから売買」した場合はスワップポイントはマイナスでした。
他の通貨ペアも全てが「売りから売買」するとスワップポイントがマイナスになるかというと実はそうではありません。
私は28通貨ペアの中から選んでトレードするのですが、その28通貨ペアの中にも売りからのスワップポイントがプラスのものがあります。
各FX会社により差はありますが、微々たるものですので、1社だけピックアップして今回は紹介していきたいと思います。

世界一取引量が多いEUR/USDですが、売りのスワップがプラスとなっています。
買いからの売買ですとスワップはマイナスとなっています。

こちらも取引量が多いGBP/USD、EUR/USDほどではないですが、売りのスワップはプラスとなっています。

あまり一般的に馴染みのないEUR/AUDですが、EUR/USD並みに大きい売りスワップポイントがついています。

こちらもあまり馴染みのないGBP/AUDですが、そこそこ売りスワップポイントがついています。
ちなみにこの通貨ペアは有名なGBP/JPY(ポンド円)よりも今のところ1日のボラティリティ(値幅)が大きいです。

これまた馴染みのないEUR/GBP。
こちらも売りスワップポイントがついています。
他にもEUR/JPY(ユーロ円)、CHF/JPY(スイスフラン円)、AUD/USD(豪ドル米ドル)、NZD/USD(ニュージーランドドル米ドル)などが現在売りスワップがついていますが、微々たるものですので省きます。
ちなみにスワップポイントは各国通貨の金利差でつくものです。
金利を引き下げたり、引き上げたリするのでスワップポイントはそのたびに変化していきます。
各FX会社が情報として載せている政策金利一覧がありますので、それを参考にすると良いと思います。
トルコリラ、南アフリカランド円など買いからの売買で大きくスワップポイントがつくものに目がいきがちですが、こちらのほうにもたまには目を向けてはいかがでしょうか。