
資金管理が大事なことは過去にも書きましたが、今一度書きたいと思います。
まずは下の表をご覧ください。
◆損失確定後に、資金を回復するのに必要な利益率
元本100万円 |
損失(%) |
回復するのに必要な利益率(%) |
95万円 | 5% | 5.3%の利益 |
90万円 | 10% | 11.1%の利益 |
85万円 | 15% | 17.6%の利益 |
80万円 | 20% | 25%の利益 |
👆 | 👆 | 損失がリカバリーできるボーダーライン |
👇 | 👇 | 回復のチャンスは難しい |
75万円 | 25% | 33.3%の利益 |
70万円 | 30% | 42.9%の利益 |
60万円 | 40% | 66.7%の利益 |
50万円 | 50% | 100%の利益 |
40万円 | 60% | 150%の利益 |
30万円 | 70% | 233.3%の利益 |
20万円 | 80% | 400%の利益 |
10万円 | 90% | 900%の利益 |
表を見ると「元本100万円とすると80万円までは資金を減らしても100万円に回復するチャンスは十分にあります」が、「損失が21%以上になってくると100万円に回復するチャンスは難しい」です。
これは一般的に言われていることですので、あてはまらない人も中にはいるでしょう。
でも、ハイレバレッジでギャンブルトレードで一時的に回復する人は論外です。
そういう人は最後は資金を全部溶かして終わりますから。
私の場合は、だいたい年利平均45%の利益率ですので、上の表でいうと損失30~40%でも回復するチャンスはあるかもしれません。
でも、年利ですので、100%資金を回復させるには1年もかかってしまいます。
かなりの時間を費やしてしまいます。
また、20%までの損失ならまだ平常心でいられますが、それ以上いくと「一発で取り戻そうという欲が湧いてきます」のでギャンブルトレードに走りやすいです。
ですから、そうならないように一回のトレードで証拠金の1%以上(多めに見て2%)でのポジションを保有するのは避けましょう。
損切り費用を証拠金の1%以上(多めに見て2%)に抑えるためです。
もし、損失が20%以上になったらその月のトレードは休みようにしてください。
心身ともに休んで再スタートするためにも。
逆に資金の60%の利益を達成したら、少なくとも頭を冷やすために1か月はトレードの休みをとるなど、利益が取れたときに休憩を入れるためのプランもいれてください。
あとは毎月、毎年でもかまいませんが、利益の10%をFX会社の口座から自分の預金口座に移すことも考えてください。
メンタルに対する負担を少なくするためです。
他にもいろいろありますが、自分でリスクを最小限に抑えることを念頭に置いて考えてみたらいいと思います。
もちろん、トレード技術を磨くことも大切ですから、過去検証やデモトレードなどで自分を磨くことも忘れないでください。
FXの手法はいろいろあり、千差万別で自分に合った手法は自分で見つけるしかありません。
ただ、資金管理はどのトレーダーも大事にしていますので、手法のルールに絶対取り入れるようにしてください。