
トレードで一番やってはいけないことは何だと思いますか?
それは「損切りをしないこと」です。
早めの段階で損失を受け入れられず、損切りができなくなる・・・
こういった経験をしたことはないでしょうか。
私は何度もあります。何度も。
個人がトレードにおいてコントロールできるのは、「利益」ではなく、「損失」です。
早めの段階で損切りをすることが元手の証拠金の減少を確実に防ぐための唯一の手段です。
トレードを続ける限り、損失は必ず発生するという事実を受け入れる必要があります。
そんなことはわかっているんだよ!
でも、できないんだよ!
そう、本当に理解し、実行するのはかなり難しいのです。
最初の頃の私は、損失から逃れることばかり考えていました。
取引するFX会社を変えたり、取引ツールを変えたり、情報商材を買ったり、いろいろやって、トレードでエントリーした後はひたすら祈るのです。
そして含み損の状況を確認しつつも、これが助かる方法はないかと聖杯探しをするのです。
笑われると思いますが、それが私の実情でした。
不可能なことを追い求めていました。
そして損切りすることなく強制ロスカットで終了です。
自分の体にガンが発生したら早急に取り除きますよね。
早急に取り除かないと進行しますし、他のところに転移して手の施しようがなくなる可能性もでてきます。
FXの損失は「ガン」にあたるので、これが大きくなってしまうとお金を大きく減らすだけでなく、心身にも異常をきたすかもしれません。
でも、最初のころの私はできませんでした・・・
こちらに書いていますが、人間の本能なので、しょうがないのですが。
では、どのようにして損切りができるようになったのか?
ですが、私の場合は
①ポジポジ病を防ぐ意味でスマホではトレードできない環境を作る
③損切りラインが明確になっているところでしかポジションはとらない(エントリーはしない)
④損切りラインでは最低半分だけでも損切りをする
⑤実弾トレードの記録をつける
この5つを実践し続けました。
①は格安スマホに切り替えて、通信速度が悪くなったので、自然とトレードできない環境になりました。
②は自分のトレードスタイルが「損切りルールを守れば勝てる」と確信を得るための作業です。
そうすることで③を実践できるようになってきます。
①②③はできるようになっても損切りがなかなかできませんでした。
半分だと損切りができたので、④の半分損切りを取り入れました。
⑤の記録は、「実践結果」と「損切りラインできちんと損切りをしたと仮定した時の結果」をつけるようにしました。
これをやって半年後に改善されるようになりました。
改善できた理由としては
「実践結果」と「損切りラインできちんと損切りをしたと仮定した時の結果」の記録を見比べて「損切りラインできちんと損切りをしたと仮定した時の結果」のほうが明らかにプラスの利益がでていた。。。
このことに気づけたことだと思います。
自分の感覚としてはそんな風には思っていませんでした。
人間の感覚ってあまりあてにならないものですね(汗)
損切りができないと悩んでいる方の参考になれば幸いです。