

安値や高値にはそれぞれ2種類あります。
安値
・押し安値
・安値
高値
・戻り高値
・高値
◎押し安値・・・直近の高値を抜きに行くことに成功した起点となった安値
4は「1の高値を抜くことに成功した安値」でこれを押し安値といいます。
5は「直近の高値2を抜けなかった」タダの安値です。
◎戻り高値・・・直近の安値を抜きに行くことに成功した起点となった高値
6は「直近の安値8を抜くことに成功した高値」でこれを戻り高値といいます。
7は「直近の安値9を抜けなかった」タダの高値です。
「高値1」はどういうポイントでしょうか?
「高値1」から下げていったわけなので、高値1付近のポイントは売られやすいポイントと考えられ、売りのパワーが強いと思われます。
この付近には売り圧力がたくさんあると考えれます。
「押し安値4」からは「高値1」の売り圧力のポイントを抜けています。
ということは「押し安値4」は買いの圧力が「高値1」の売り圧力に打ち勝ったポイントですので、以下の図のようにシナリオが立てられます。
(4時間足や日足、週足、月足ぐらいの長期足で考えてくださいね)

同じように考えると「戻り高値6」は売りの圧力が「安値8」の買い圧力に打ちかったポイントですので、以下の図のようにシナリオが立てられます。
(4時間足や日足、週足、月足ぐらいの長期足で考えてくださいね)

では、ダウ理論の「相場の転換の明確なシグナル」とはどんな時なのでしょうか?

上の図は売り目線から買い目線へ変わる図ですが、「戻り高値」を超えたら売り目線から買い目線に変わるという意味です。
これがダウ理論でいう「相場の転換の明確なシグナル」です。
(4時間足や日足、週足、月足ぐらいの長期足で考えてくださいね)
頭の片隅においておくと役にたつと思います。
参考にしてもらえたら幸いです。