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FX pipsとロット(Lot)の関係について


今回は、pipsとロット(Lot)の関係について書いていきます。

 

 

pipsやロットについては、FX用語その①で書いていますが、よく考えるとこれで理解しようと思っても無理かな、と思ったのでもう少し掘り下げていきます。

 

 


FXのpipsとは?


pipsとは、「parcentage in points」を略したもので、為替レートの変動の最小単位を指します。

 

 

円が絡む通貨ペア(米ドル円、ユーロ円、ポンド円、オーストラリアドル円など)だと

 

1銭=1pips

 

となり、これを円単位で計算すると

 

1円(100銭)=100pips

 

となります。

 

 

米ドルが絡む通貨ペア(ユーロ米ドル、ポンド米ドル、オーストラリアドル米ドルなど)だと

 

0.01セント=1pips(1セント=100pips)

 

となり、これをドル単位で計算すると

 

1米ドル(100セント)=10000pips

 

となります。

 

 

その他ユーロ絡みの通貨ペアやポンド絡みの通貨ペアなどがありますが、それについてはかなりややこしいので、ここでは割愛させてもらいます。

 

 


レートで表示されるpipsの表記について


レートで表示されるpipsがどんな表記をされているのかといいますと

 

 

円が絡む通貨ペアの場合は、

 

100.○○、112.○○

 

のように小数点のあと2桁まで表記されます。

 

 

100円ちょうどなら「100.00」で、100円5銭なら「100.05」、100円25銭なら「100.25」と表記されるわけですね。

 

 

100円ちょうど(100.00)から100円25銭(100.25)に上昇した場合、

 

pipsは25pips上昇

 

と表現できます。

 

 

100円ちょうど(100.00)から99円5銭(99.05)に上昇した場合だと

 

pipsは95pips下降

 

と表現できます。

 

 

1pipsが1銭になるので小数点以下の0.01が1pipsとなるわけですね。

 

 

次に米ドルが絡む通貨ペアの場合は、

 

1.〇〇〇〇〇、2.〇〇〇〇〇

 

のように小数点のあと5桁まで表記されます。

 

 

1米ドルちょうどなら「1.00000」で、1米ドル1セントなら「1.01000」、1米ドル20セントなら「1.20000」と表記されるわけですね。

 

 

1米ドル「1.00000」から1米ドル2セント「1.02000」に上昇した場合、

 

pipsは200pips上昇

 

と表現できます。

 

 

1米ドル2.2セント「1.02200」から1米ドル2セント「1.02000」に下降した場合だと

 

pipsは20pips下降

 

と表現できます。

 

 

1pipsが0.0001ドルになるので小数点以下の0.0001が1pipsとなるわけですね。

 

 

ちょっとややこしいですが、トレードをしていると慣れてきてあまり気にならなくなりますので、だいたいの把握で大丈夫です。

 

 

このようにpipsという単位は為替取引の中で全ての通貨の共通単位を表していますが、1pipsがいくらになるのかというのはロット数(取引枚数、Lot)によって変わってきます。

 

 


pipsとロット(Lot)の関係について


FXではポジションを持つ際に10万通貨や100万通貨といった単位で売買します。

 

 

円であれば「1通貨=1円」で、米ドルであれば「1通貨=1米ドル」となり、通貨というのは自国の通貨の単位になります。

 

 

例えば、米ドル円を1万通貨買った場合は、1万米ドルを買ったということになり、1万米ドルの買いポジションを保有することになります。

 

 

この時に1米ドル=100円であれば、100円×1万米ドル=100万円相当の米ドルの買いポジションを保有することになります。

 

 

ここで通貨とLot表記についてですが、国内のFX会社と海外(外資系)のFX会社では以下の通り違いますので、気をつけるようにしてください。

 

 

国内FX会社のDMM.com証券などは、1万通貨=1Lotですが、

 

外資系のOANDAJapanや海外FX会社のXMは、1万通貨=0.1Lotです。

 

 

さて、本題のpipsとロット(Lot)の関係ですが、これは円絡みや米ドル絡みで変わってきますので、順にみていきます。

 

 

まず、円絡みですが、次の通りとなります。

 

 

・1万通貨で1pips動く場合は100円変動する

 

・10万通貨で1pips動く場合は1000円変動する

 

・100万通貨で1pips動く場合は10000円変動する

 

 

米ドル円が100.00の時に1万通貨の買いポジションを保有した場合、

 

レートが100.20に上昇すれば、1pipの変動で100円なので、

 

20pipsで100×20=2000円の含み益となります。

 

逆にレートが99.70に下降すれば、30pips逆行で

 

100×30=3000円の含み損となります。

 

 

次に米ドル絡みですが、これは1米ドル=○○円によって変わってきます。

 

以下は一例です。

 

 

・1米ドル=100円の場合は、1万通貨で1pips動く場合は100円変動する

 

・1米ドル=110円の場合は、1万通貨で1pips動く場合は110円変動する

 

・1米ドル=90円の場合は、1万通貨で1pips動く場合は90円変動する

 

・1米ドル=100円の場合は、10万通貨で1pips動く場合は1000円変動する

 

・1米ドル=110円の場合は、10万通貨で1pips動く場合は1100円変動する

 

・1米ドル=90円の場合は、10万通貨で1pips動く場合は900円変動する

 

・1米ドル=100円の場合は、100万通貨で1pips動く場合は10000円変動する

 

・1米ドル=110円の場合は、100万通貨で1pips動く場合は11000円変動する

 

・1米ドル=90円の場合は、100万通貨で1pips動く場合は9000円変動する

 

 

1米ドル=100円の時は円絡みと同じ金額変動ですが、100円より上の場合だと円絡みより変動金額が大きくなり、100円より下の場合だと円絡みより変動金額が小さくなることがわかります。

 

 

ですから、同じ10pipsの利益、もしくは10pipsの損失にしてもその時の1米ドルが何円かによって利益金額は変わってくるということです。

 

 

1万通貨で10pipsの利益でも

 

1米ドル=100円なら1000円の利益ですが、

 

1米ドル=90円なら900円の利益になってしまいます。

 

 

2018年8月現在では1米ドル=110円付近ですので、円絡みで10pips獲得するよりも米ドル絡みで10pips獲得するほうが、金額は若干大きくなります。

 

 

ただし、逆をいえば、1米ドル=110円で円絡みで10pips損した場合は、円絡みで10pips損するほうが、米ドル絡みで10pips損するよりも金額は若干小さくなるともいえます。

 

 

 

ドル絡みは円絡みと違って最後は円換算しないといけないので、考えると少しややこしいですが、こんな感じなんだと理解してもらう程度でいいので、頭の片隅においてもらえたらと思います。