
FXでトレードする時に勝率にこだわるかと思いますが、あまりにも勝率にこだわるとトータルでお金を減らしてしまいます。
今回はそのことについて書いていきます。
Aさん、Bさんの2人の例をみてみましょう。
Aさんは勝率75%で、利確+30pips、損切りー100pipsとします。
一方のBさんは勝率25%で、利確+100pips、損切りー30pipsとします。
ロット数は10万通貨とし、クロス円でトレードするとします。
トレード回数は4回として当てはめてみると
Aさん(勝率75%、利確+30pips、損切りー100pips)
・1回目:勝利+30pips
・2回目:勝利+30pips
・3回目:勝利+30pips
・4回目:敗北ー100pips
4回トレードの結果:ー10pips
4回トレード後の金額:1万円のマイナス
Bさん(勝率25%、利確+100pips、損切りー30pips)
・1回目:敗北ー30pips
・2回目:敗北ー30pips
・3回目:敗北ー30pips
・4回目:勝利+100pips
4回トレードの結果:+10pips
4回トレード後の金額:1万円のプラス

いかがでしょう。
これは、極端な例ですが、
勝率25%のBさんが4回のトレードでトータルでお金を増やし、
逆に勝率75%のAさんが4回のトレードでトータルでお金を減らしています。
見てもらうとわかりますが、ただ勝率を高めるだけなら簡単です。
利幅を狭くして、損切り幅を広げればいいってだけなんですから。
FXでは勝率だけにこだわると損大利小に陥りやすいです。
いくら勝率が高くてもトータルでお金を増やせなければ、何の意味もありません。
ですから、利幅と損切り幅だけで勝率をコントロールしようというのは、絶対にやめるべきだと思います。
勝率にこだわらず、負けを減らしていくことをまずは考えよう
では、どうすれば勝率を高められるのでしょうか。
それは、
「自分のトレードのルール(トレードの手法)で勝ちやすいところでしかエントリーをしない」
ということです。

つまり、無駄なエントリーをしないようにしていくってことなんです。
無駄なエントリーをしないということは負けを減らすことにつながります。
そもそもFXでトレーダーがコントロールできるところって負けの部分だけだと思います。
利益の部分はどこまで伸びるのか、なんてわからないですから利益の部分はコントロールしにくいです。
給料はコントロールできないから、支出はコントロールして貯蓄を増やしていくのと同じです。
当然、これだけではなく、資金配分(資金のコントロール)も重要な要素となってきます。
資金配分(資金のコントロール)についてはこちら
最初は勝率にこだわらず、いかに負けを減らしていくかを考えてトレードしていくことが大事だと私は思います。
それに関しては、過去検証やトレード練習がいりますので、以下の記事を読んでください。