
今回は、利確の決め方について書いていきます。
利確も損切りと同じように利確の決め方というのは、人それぞれです。
一概にこれがいいということではなく、その人自身が納得できるかどうかということが大事です。
利確というのは損切りより私は難しいと考えていて、人間というのは欲望の塊ですからどこまでも伸びろーって思っちゃんですよね。
それでポジションを保有しっぱなしのまま、利確できずに最終的に建値(買った値段や売った値段)を割って逆行してもポジションを保有し続けるという最悪な事態にもなりますので。。。
いくらエントリーのタイミングが良かったとしても利確ができなかったら何の意味もないわけです。
出口戦略を考えることが非常に大事ということです。
ですから、利確のルールも決めないといけないのですが、損切りと同じように自分で納得できるものにしないと駄目です。
まだ、伸びると欲をもってしまい、ルール通りに利確しなかった結果、建値まで戻ってくるという経験を初期の頃に繰り返していた私は本当にバカでしたね(^^;
初心者の方には私のようなバカな経験はして欲しくないので、利確の決め方の一例を紹介したいと思います。
利確の決め方の紹介
では、ここからは利確の決め方の一例を紹介していきます。
買い(ロング)の場合
①損切り幅の1~2倍の幅で利確幅を決定する
赤矢印および青点線がエントリーの位置です。
損切りラインをオレンジ点線に決めたなら、利確のラインは青点線~オレンジ点線の幅の1~2倍ほどの位置(黄緑点線ぐらい)で設定してください。
これですと、損切りになった場合の金額が1万円とすると利確になった場合の金額が1万円~2万円の金額となります。
1万円減るというリスクがあるかわりにリターンは1万円~2万円見込めるので、出口戦略として悪くないです。
もちろんそれ以上に設定しても良いですが、それには相場環境の認識が必要となってきますので、とりあえずは最大で2倍程度にしておいてください。
②ボリンジャーバンド±2σに触れた後のろうそく足確定で利確する
赤矢印および青点線がエントリーの位置です。
損切りラインはオレンジ点線です。
黄緑線はボリンジャーバンド±2σです。
利確はボリンジャーバンドの+2σとろうそく足が触れたあとのろうそく足の確定(〇印)で利確します。
なぜ、タッチしたらじゃないかというと一旦は突き抜けた形でろうそく足が確定することが多いからです。
タッチした位置から突き抜けたろうそく足が確定した位置までけっこう値幅があることがあったりしてもったいないからですね。
気を付けてもらいたいのは、最低でも損切り幅より大きい幅になっていることは確認しておいてください。
もし、損切り幅を1とした場合にボリンジャーバンドでの利確の幅が0.8とかでしたら、損大利小でダメですので、その際は①のパターンに切り替えてください。
売り(ショート)の場合
①損切り幅の1~2倍の幅で利確幅を決定する
赤矢印および青点線がエントリーの位置です。
損切りラインをオレンジ点線に決めたなら、利確のラインは青点線~オレンジ点線の幅の1~2倍ほどの位置(黄緑点線ぐらい)で設定してください。
買い(ロング)の①のパターンと同じ考え方ですね。
②ボリンジャーバンド±2σに触れた後のろうそく足確定で利確する
赤矢印および青点線がエントリーの位置です。
損切りラインはオレンジ点線です。
黄緑線はボリンジャーバンド±2σです。
利確はボリンジャーバンドのー2σとろうそく足が触れたあとのろうそく足の確定(〇印)で利確します。
なぜ、タッチしたらじゃないかというと一旦は突き抜けた形でろうそく足が確定することが多いからです。
タッチした位置から突き抜けたろうそく足が確定した位置までけっこう値幅があることがあったりしてもったいないからですね。
これも買い(ロング)の②のパターンと同じ考え方です。
まとめ
上記はほんの一例ですし、利確の決め方も損切りと同じように人それぞれですが、一つ共通していることがあります。
それは、利確の設定は損切り以上の値幅で設定しているということです。
要するにリスクに対してそれ以上のリターンで得られるように考えているわけです。
人によってはリスク1に対してリターンが5とか10で考えている人もいます。
FXの醍醐味は、リスクに対して大きなリターンが見込めるところにあります。
もちろん株もそうです。
この点を頭において利確を決めてもらいたいと思います。