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FX 値ごろ感でトレードする恐ろしさ


よく株で、

 

 

「この株は下げすぎだろう。」

 

「これ以上は下がらないだろうから、底値だ。」

 

「よし、買っておこう。」

 

 

こんなことをよく聞きます。

 

 

確かに株にはけっこうあてはまるので、間違ってはいないと思いますが、これをFXにあてはめるとかなり危険です。

 

 

例えば、5か月ずっと下がりっぱなしの通貨ペアがあったとします。

 

 

ドル円(USD/JPY)としましょう。

 

 

125円から下がり120円まで落ちており、前回の安値も割っていたとします。

 

 

6か月目に120円で止まり、しばらく上昇していたとします。

 

 

「あ、きっとここが底だ!買っておこう!」

 

「みんな同じことを考えているはずだし、大丈夫だ!」

 

 

とドル円(USD/JPY)を買いました。

 

 

ところが、さらに下げてしまいました。

 

 

「含み損がふくらんでしまった、どうしよう。。。」

 

 

その後、4か月がたち、115円で下降が止まりました。

 

 

「ふう、やっと止まったか。」

 

「さすがにここは底だろな。」

 

「ここをしのげば、120円まで戻ってくるだろう。」

 

「これだけ下げ続けたら、日銀もさすがに為替介入するだろう。」

 

 

ここで決済せず(損失を確定させず)、我慢することにしました。

 

 

ところが、あれよあれよと下がっていき、75円まで下がってしまいました。

 

 

 

これは、2007年~2011年のドル円(USD/JPY)の話です。

 

 

この人は損切りができなくなって、証拠金を大幅に減らしたに違いありません。

 


根拠のない予想や相場に期待するのは厳禁


ドル円(USD/JPY)は、その後125円まで戻しましたが、かなりの時間がかかっています。

 

 

戻っただけマシでして、他の通貨ペアの月足を確認されるとわかると思いますが、戻ってこないのもけっこうあるのです。

 

 

事実数年前までスワップポイント(スワップ金利)で人気だったオーストラリアドル円(AUD/JPY)は、2007年の高値107円に戻ってくる気配は今のところ全くありません。

 

 

相場の世界で勝てている人というのは、絶対にこの値ごろ感でポジションを保有したり、決済したりはしていないはずです。

 

 

「さすがに、底だろう。」

 

「そろそろ、買いかな。」

 

 

これは、単なる根拠のない予想です。

 

 

もちろん有力な情報筋からの情報だから、とか言うのなら根拠となりますが、そんなのは数十億、数百億をもっている投資家とかだけに回ってくる情報でしょう。

 

 

一般の投資家が、そのような情報を手に入れられるはずがありません。

 

 

FXで生き残る要素についてで述べたように精神のコントロール、資金配分(資金のコントロール)、トレードのルール(トレードの手法)を徹底してやるほかないと私は思います。