
今回は、トレード日記をつけることの大切さを書いていきたいと思います。
トレード日記?そんなものつける必要はないよ。めんどくさい!
と思われるかもしれませんが、けっこう大事なことなんですよ。
私も最初はトレード日記なんてものはめんどくさいし、そんなの書いて何になると思ってましたが、結果としてトータルでの利益が伸びていましたし、少しは腕前が上がった実感がありました。
何でなんだろうと考えた時に
①日記自体がその時のトレードが振り返りやすい、つまり記憶を呼び起こしやすい道具になっている。
②日記を見た時にその時にどんな考えをもってトレードしたのかがわかり、勝った負けたのデータだけでなく、考えや感情も思い出せる。
③日記から自分のトレードの分析を客観的に行うことができる。
この3点により、トレードの改善を図れたことが大きかったのだと思います。
トレード日記をつけていると、多分、ほとんどの人が同じ過ちやミスを繰り返していることに気づくのではないでしょうか。
私も日記をつけている時に
「あれ?これって前もミスしていたし、この時も同じことしてたな。もしかして自分はバカ?」
と同じ失敗を繰り返す自分に気づき、最初は絶望していました(笑)
同じ失敗を繰り返すということは、すでにそれが「癖」になっており、何事もそうですが、「癖」ってなかなか直せないんですよ。
35歳を過ぎたおっさんである私にはキツカッタ。。。
とりあえず悪い癖はわかったので、それを直すように対策を考えて、パソコンの前に張り紙を貼ってそれを見ることで悪い癖がでないように繰り返しやっていきました。
なかなか直らなかったですが、それを繰り返すことで段々と改善されていきました。
それが、最終的にトレードの損益の改善につながっていきました。
トレード日記で書くべきポイント

まず、日記のつけ方ですが、できれば、ノートに自分の字で書くことをオススメします。
なぜかというとノートに自分で書く方が頭に入りやすいからです。
ノートだと電車の中や会社の昼休み中にでも見返して振り返ることもできますから。
それが絶対というわけでなく、時間の無い方はExcelやWordでも全然かまいません。
トレード日記に書く必要な項目は以下の通りです。
トレード日記に必要な項目
・取引通貨ペア
・エントリー時刻(日付含む)
・買い or 売り
・ポジション数
・エントリーの時間足
・上位足の状態(エントリーの時間足が5分足なら1時間足を確認する等)
・損切りの位置(損切りの値など)
・利確の位置(損切りの値など)
・その時の考えや感情(何でも良い。ルールを守れなかった、根拠もなく思いつきでエントリーしてしまった、過度なポジション数でトレードしてしまった等)
もう少し簡略化してもいいかもしれませんが、一番大事なのはその時の考えや感情の部分の記録ですので、そこだけは省かないようにお願いします。
その時のチャート画面のキャプチャも必要なのか、ノートに貼らないといけないのかという質問をもらいますが、そこまでは別にやらなくていいと思います。
それは時間があるときにチャートと日記を見比べてもらう程度でいいです。
日記をつける意味は「トレード手法」以外の精神コントロールにつながる部分ですので、そこを少しでも改善することです。
めんどくさいですが、是非やってみてください。