
今回はトレード手法について書いていきたいと思います。
トレード手法は大きく分けて順張り手法と逆張り手法があります。
逆張りは難しいので、順張り手法を解説していきます。
順張り手法は大きくわけて以下の2つの手法が存在します。
・ブレイクアウト手法
・押し目買い、戻り売り手法
ブレイクアウト手法
この手法にはトレンドラインのブレイクからポジションを保有する手法とライン(支持線、抵抗線)のブレイクからポジションを保有する手法があります。
ラインの引き方はこちらを参考にしてください。
①トレンドラインのブレイクからポジションを保有する手法
オレンジ色がトレンドラインで、赤がエントリー(買いのエントリー)する場所になります。
②ライン(支持線、抵抗線)のブレイクからポジションを保有する手法
オレンジ色がライン(この場合は上昇を阻んでいる抵抗線)で、赤がエントリー(買いのエントリー)する場所になります。
ブレイクアウト手法はトレンド(上記の場合は上昇トレンド)が発生する初動をとらえてトレンドに順張りする手法なので、うまくトレンドに乗れれば大きな利益が狙えます。
しかし、ブレイクアウト手法はブレイクすると見せかけて逆行するダマシも多いため、注意しないと損切りばかりする羽目になります。
押し目買い、戻り売り手法
この手法はトレンドが発生後に移動平均線に沿って買い(ロング)の場合は値が下がったところを買い、売り(ショート)の場合には値が上がったところを売るという手法です。
①押し目買い手法
オレンジ色が移動平均線で、上昇トレンドでいったん値が下がってきたところと移動平均線が接するところぐらいを狙って買いでエントリー(赤矢印)します。
②戻り売り手法
オレンジ色が移動平均線で、下降トレンドでいったん値が上がってきたところと移動平均線が接するところぐらいを狙って売りでエントリー(赤矢印)します。
ブレイクアウト手法と違い、押し目買い・戻り売り手法はトレンドが発生したのを確認した後に順張りするので、ダマシにあう確率は低くなります。
しかし、トレンド発生を確認してから順張りするため、うまくトレンドにのってもブレイクアウト手法でポジションを保有するより利益幅は少なくなります。
ブレイクアウトと押し目買い・戻り売りを組み合わせよう
ブレイクアウト手法と押し目買い・戻り売り手法にはそれぞれメリットとデメリットがあることは今までの流れで理解できたかと思います。
私は、この2つを組み合わせれば良いと思っていて、ブレイクアウトでトレンド(上昇or下降)の発生を確認した後に、トレンドに沿って押し目買い・戻り売り手法でポジションを持つのが、有効な方法だと考えています。
ブレイクアウト手法は大きな利益が見込めますが、ダマシが多いことから、損切りにあうのも多いし、精神的にキツイから私自身はオススメできません。
相場はトレンドをつかみ順張りするのがもっとも勝ちやすいと言われていますから、ブレイクアウトはあくまで相場環境を認識するものとして使い、エントリーは押し目買い・戻り売りでやるのが、勝つための近道ですから。