
今回は通貨の相関関係について書いていきたいと思います。
通貨の相関関係は大事なのですが、大半の人が曖昧にしているのは考えるのが面倒だからだと思います。
前置きは置いといて次の3つの通貨の相関関係を見ていきましょう。
〇クロス円(EUR)
・EUR/USD(ユーロ/ドル)
・USD/JPY(ドル/円)
・EUR/JPY(ユーロ/円)
(下の画像はクリックすると拡大します)
左が右と比べて強ければチャートは上昇「⤴」していると覚えてください。
ここで「EURがUSDより強い」、「USDがJPYより強い」という点に注目してください。
これを>(大なり)の関係を表すと
EUR>USD>JPY
という力関係になりますよね?
ということは一番右の「EUR/JPY」は一番強いEURが左で一番弱いJPYが右にあるので、より勢いのある上昇になっていきやすいということが言えます。
次のパターンも見てみましょう。
まずは左が右と比べて弱ければチャートは下降「⤵」していると覚えてください。
ここで「EURがUSDより弱い」、「USDがJPYより弱い」という点に注目してください。
これを<(小なり)の関係を表すと
EUR<USD<JPY
という力関係になりますよね?
ということは一番右の「EUR/JPY」は一番弱いEURが左で一番強いJPYが右にあるので、より勢いのある下降になっていきやすいということが言えます。
ではこんな場合の「EUR/JPY」のチャートはどうなるでしょうか?
力関係を表すと
EUR>USD
JPY>USD
ですからEURとJPYの力関係は
EUR≒JPY(だいたい同じくらいの強さ)
とみることができます。
答えは下の画像の通りです。
EUR/JPYのチャートはほぼ横ばい(レンジ)になるということですね。
では、最後の確認問題です。
次の場合のEUR/JPYのチャートはどうなっているでしょうか?
バカにするなって感じですよね。
力関係を表すと
EUR<USD
JPY<USD
ですからEURとJPYの力関係は
EUR≒JPY(だいたい同じくらいの強さ)
とみることができます。
答えは下の画像の通りです。
結局これを理解するコツはEURとUSDとJPYの力関係を見ればいいので、小学校の算数で習った大なり(>)や小なり(<)などを使って比較して考えていくだけでOKです。
他の通貨ペアに関しても同じように相関関係が見れますので、一度自分がトレードしている通貨ペアで確認してみるといいですよ。
他の一例
