
FXを取引するために口座開設をしますが、口座開設するFX会社を選ぶのもけっこう重要だったりします。
今回は、そのことについて書いていきます。
まず、結論から言いますと
「日本の金融庁の許可を得ているFX会社で口座開設してください」
これが、私の考えです。
外資系のFX会社でも日本の金融庁の許可をとって営業しているのであれば問題ありません。
なぜ、こんなことを言うかといいますと何か問題が起こったときに日本の法律で対応できるからです。
例えば、「出金拒否される」など問題が起こった場合、日本の金融庁の許可をとって営業していない海外FX会社であれば、日本の法律を適用することができないので、何もできないのが、現状です。
また、日本の金融庁の許可をとって営業しているFX会社は、レバレッジを最大25倍にしていますが、海外のFX会社はそれ以上のレバレッジでできるところがほとんどで、レバレッジ1000倍なんていうFX会社もあります。
ですから、ルールを決めていてもハイレバレッジで博打でトレードしてしまいやすくなりがちです。
また、追加証拠金がないのが海外FX会社の特徴で、通称「ゼロカット」というのですが、入金した証拠金以上に損をするということがありません。
これは良いことなのですが、それをいいことにどんどんお金をつぎこんでしまう危険性もはらんでいます。
ユーチューブなどを見ていても、相場の方向性やトレードの考え方がしっかりしているのに少額の証拠金でハイレバレッジでポジションを保有しているためにちょっとした動きでゼロカットになり、証拠金をゼロにしている人の動画をよく見かけます。
例えば、2万円を入金してハイレバレッジでトレードして一時的に30万円まで増やしても最終的には証拠金がゼロになってしまう。
その後、また2万円を入金してハイレバレッジでトレードしてまた最終的に証拠金がゼロになってしまう。
これの繰り返しです。
別の記事でも述べましたが、FXで生き残るには、精神のコントロールが大半の要素を占めていて、海外のハイレバレッジのFX会社で取引すると精神のコントロールがきかなくなり、ただの博打トレードになりやすいのです。
FXで生き残る要素についてはこちら
私もそうでした(;^_^A
ですから、初心者の方は、繰り返しになりますが、
「日本の金融庁の許可を得ているFX会社で口座開設してください」
あとはその中で、自分が取引する通貨ペア(ドル円)で一番スプレッドが狭い(取引コストが安い)FX会社などを選べばいいと思います。
経験を積む中で、この会社は約定率がイマイチだとか、違和感を感じた時に他のFX会社に目を向けて新たに口座開設をしたらいいです。
私はポンドオーストラリアドル(GBP/AUD)とかユーロニュージーランドドル(EUR/NZD)を取引したりもしますので、これらの通貨ペアでも約定率が高く、スプレッドの変動が激しくないFX会社を使っています。
私の場合は、パソコンでMT4のチャートを見ながら、複数のFX会社で注文を出したりしています。
私のようにトレード目的ではなく、スワップポイント(スワップ金利)狙いならスワップポイントが他社に比べて高いFX会社を選ぶと良いでしょう。
どうしても、リスクを冒しても
「海外のFX会社で少額、ハイレバレッジで数百万ぐらいまで資金を増やして、その後に日本の金融庁の許可をとっているFX会社で取引したい!!」
というならば、海外FX会社を使ってみてください。
間違いなく死ぬと思いますが・・・
レバレッジ数百倍で取引ができ、日本のFX会社と違い、追加証拠金なしです。
口座開設ボーナス、入金ボーナスありのFX会社がほとんどです。
出金拒否もありますし、オススメはできません。
税金面に関しては、当然ですが日本の金融庁の許可をとっているFX会社のほうが断然良いです。
なぜなら、申告分離課税なので、どれだけ利益を出しても収めなければいけない税金は一律20.315%(2037年まで)です。
日本の金融庁の許可をとっていない海外FX会社ですと、雑所得ですので、累進税率で利益額によって税率が変わってきます。
税率は以下のとおりです。
・195万円以下…税率15%
・195万円超え~330万円以下…税率20%
・330万円超え~695万円以下…税率30%
・695万円超え~900万円以下…税率33%
・900万円超え~1800万円以下…税率43%
・1800万円超え~…税率50%
195万円以下なら海外FX会社の方がメリットがあり、330万円以下までなら申告分離課税の20%と変わらないですが、それ以上になるとかなり変わってきますね。
その前にそれ以上の資金を海外FX会社に置いていることが、リスクですが…
いずれにしても、リスクを考えると日本の金融庁の許可をとっているFX会社が良いですね。
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