
今回は相場の転換について書いていきたいと思います。
相場の転換は、ダウ理論の6つの理論のうちの一つの
☆トレンドは明確な転換シグナルが発生するまで継続する
「直近高安値が切りあげる限り ⇒ 上昇トレンド継続」
「直近高安値が切りさげる限り ⇒ 下降トレンド継続」
を使って判断していくことになります。
ダウ理論のその他の理論についてはこちら
「直近高安値が切りあげる限り ⇒ 上昇トレンド継続」とは下図です。
赤の線に注目してもらえればわかりますが、高安値を切り上げ続けてます。
一番右の赤の線まで上昇トレンドが継続しているということです。
では、どこでこの上昇トレンドの相場が下降トレンドに転換したことを判断すれば良いのか?
答えは下の図です。
まず、今まで切り上げていた安値が初めて切り下げていますよね。
この時点では、まだ相場が転換したとは判断しません。
次にそこから上昇した後の高値に注目してください。
今まで切り上げていた高値も初めて切り下げています。
ここで上昇トレンドが終焉したと判断できます。
大事なのは安値が切り下げただけで上昇トレンドが下降トレンドに転換したと判断しては駄目だということです。
その次の高値が切り下がるところまで確認しないといけないということですね。
図をみると下降に転じているようには見えませんが、その先をみると揉みあった後に下降しています。
相場は生き物ですから、すぐに転換することはめったにありませんが、このあたりから転換しているのはわかると思います。
では、「直近高安値が切りさげる限り ⇒ 下降トレンド継続」を見てみましょう。
赤の線に注目してもらえればわかりますが、高安値を切り下げ続けてます。
一番右の赤の線まで下降トレンドが継続しているということです。
では、どこでこの下降トレンドの相場が上昇トレンドに転換したことを判断すれば良いのか?
答えは下の図です。
まず、今まで切り下げていた高値が初めて切り上げていますよね。
この時点では、まだ相場が転換したとは判断しません。
次にそこから下降した後の安値に注目してください。
今まで切り下げていた安値も初めて切り上げています。
ここで下降トレンドが終焉したと判断できます。
大事なのは高値が切り上げただけで下降トレンドが上昇トレンドに転換したと判断しては駄目だということです。
その次の安値が切り上がるところまで確認しないといけないということですね。
ダウ理論を使った相場の転換判断まとめ
では、おさらいしておきましょう。
上昇トレンドから下降トレンド転換の判断
①安値を切り下げたことを確認
②高値を切り下げたことを確認
※①だけで判断しない!
下降トレンドから上昇トレンド転換の判断
①高値を切り上げたことを確認
②安値を切り上げたことを確認
※①だけで判断しない!
これを知っておくだけで、だいぶ違いますので、参考にしてもらえたらと思います。