
FX用語その①に書いていたファンダメンタルズ分析について思うことを書いていこうと思います。
FX用語その①はこちら
ファンダメンタルズとは、和訳すると「経済の基礎的条件」とされ、各国の経済活動の状況を示す基礎的な要因のことです。
景気や金利などの動向などから相場の今後の方向を予測するというものなのですが、これをトレードに利用するのは、私はおすすめしません。
数週間、数か月での長い期間でやるトレード(スイングトレード)をするなら利用してもいいと思いますが、デイトレードなどでは害になると思うからです。
例え、ファンダメンタルズ分析で予測した方向に価格が動いても、1日、2日ぐらいの短い期間では、それがファンタメンタルズが原因であるかどうかわからないからです。
デイトレードでは予測してはいけない
それ以前にデイトレードでは、予測するということ自体が害になります。
予測すること自体が精神のコントロールに影響する要因になるからです。
トレードのルール(トレードの手法)を守れなくなる要因になりえるということです。
あとづけでチャートをみて「これが原因でした」ということはなんとでも言えます。
テレビの〇〇アナリストなどが言っているのをよく耳にします。

ファンダメンタルズの要因も基本的にチャートに織り込まれて反映されていくもので、基本はチャートを使用したテクニカル分析で十分だと私は思っています。
ということで、デイトレードではファンダメンタルズ分析はトレードのプランや戦略をたてる上では気にしなくて構いません。
でも、大まかな経済の動向やニュースぐらいは把握しておく必要があるでしょう。
それは、エントリを見送る(様子をみる)という選択をするのに必要な情報ではあるからです。
重要な経済指標発表日程は必ずチェックしておく
経済指標発表もいつ発表されるのか把握しておく必要があります。
なぜ、いつ発表されるのか把握しておく必要があるかと言いますと重要な経済指標発表時には急激に価格が変動し、思わぬ損失につながることがあるからです。
経済指標発表時には、テクニカルを無視した値動きとなることも多いです。
また、その際にスプレッドが拡大し、取引コストが増大することもあります。
イギリスのEU離脱のニュースの際は、60pips拡大とか普通にありました。
あとは、それまでにポジションを保有していて、あらかじめ損切り注文をしていてもその注文が約定せずにさらに損失が増えるところで約定するリスクもあります。
これを俗にいう「滑る」というのですが、けっこうあります。
2015年1月のスイスフランショックなんかは不意打ちだったのでしょうがないですが、わずか1、2分で3~4000pipsほど動いたために損切り注文が追い付かず、資金がゼロになるどころか、それを通りこして追加証拠金が発生する自体に陥った個人投資家もけっこういたようです。

恐ろしいですね(;^_^A
経済指標発表の時刻は取引に使っているFX会社でも確認できますし、私が閲覧している羊飼いのFXというブログがあるのですが、そういったブログでも確認できます。
様々なリスクが伴いますので、重要な経済指標発表の前にはポジションは決済しておいたり、エントリーしないことをおすすめします。