
今回は、投資対象とするべきか、そうでないかを判断するものとして1つの要素である「確率」について書いていきたいと思います。
以前に還元率、控除率から投資対象とするべきか、そうでないか、考えたほうが良いと述べました。
還元率、控除率についてはこちら
この還元率、控除率というのは投資対象と考えているものが顧客に対して運営者が良心的かどうかを判断する目安になり、プランや戦略を練って勝ち越せるもの(お金をトータルで増やせるもの)なのかを判断する目安ともなります。
ちなみに株やFXには運営者というものは存在しません。
証券取引所やインターバンクなど市場で取引されているものだからです。

ただ、FXでは実際違う部分もありますので、下の記事をご覧ください。
FXの取引の流れはこちら
バイナリーオプションは市場で取引されているものではないので、バイナリーオプション業者が運営者となります。
バイナリーオプションについてはこちら
確率は試行を繰り返さないとダメ!
では、確率の話に戻りまして、簡単にですが、当たる確率を見ていきましょう。
宝くじ:100万円に当選する確率…10万分の1
競馬:1レース単勝(18頭立て)の当たる確率…18分の1
麻雀:1半チャンで勝つ(プラスで終える)確率…4分の1~4分の3(1人負けの場合)
株・FX:1回の取引で取引した値よりも上か下にいく確率…2分の1
あ、麻雀は関係なかったですね。
パチンコやスロットについてはややこしい部分があるので、省きました。
宝くじは還元率は低いし、確率も低いのでやる意味がないことはわかります。
競馬については複勝、3連単などもありますので、確率はさらに上がります。
数年前に競馬の外れ馬券が経費なのか、そうでないかの裁判がありました。
結果は経費と認める(自動売買ソフトであろうがなかろうが経費と認める)というものでしたが、私は原告の人がどのように儲けているのかに興味がありました。
詳しいことはわかりませんでしたが、確率、統計を駆使して独自の理論をつくり、継続的に利益を積み重ねたようです。
還元率が75%ぐらいなので、その裏では他の人が負けていることは明白なのですが(;^_^A
株やFXは取引時の値より上に行くか下に行くかだけですので、当然2分の1となります。
ただし、「勝つ確率」ではないので、そこは勘違いしないようにお願いします。
確率は試行を繰り返さない(回数を重ねない)と理論上の確率に近づきません。
俗にいう大数の法則ってやつです。
回数を重ねれば、理論上の確率に収束するという法則です。

例えば、サイコロの6の目が出る確率は6分の1です。
でも、実際にやってみると6分の1になりません。
数百回やったとしてもならないと思います。
実はサイコロの場合は最低でも2000回以上もサイコロを振らないと理論上の確立6分の1に近づかないのです。
サイコロを2400回振って6の目が出た回数が400回。
これでやっと6分の1になるわけです。
それまでは人によってバラバラで予想もつきません。
確率で考える重要な要素とは?
あくまで確率だけで考えると次の2つが重要であることが見えてくると思います。
・なるべく確立の高いものを選び、その中で購入回数、取引回数を重ねる必要がある。
・購入回数、取引回数を重ねるためには、資金配分(資金コントロール)が必要である。
最初に連続で5回当たって5連敗する人もいれば、逆に最初に連続で5回外れて5連勝する人もいます。
最初に連続で5回外れる人の場合は、5連敗したあとに資金がなかったら、その後の5連勝のものには資金が投じられないということです。
資金配分(資金コントロール)が要りますよね。
最初に連続で5回当たる人の場合は、5連勝したとしても資金配分を怠るとその後の5連敗で資金がなくなってしまうかもしれません。
プランや戦略の中に確率を1つの要素として取り入れればいいのではないか、と私は思います。